一昨年、昨年と所持していた「清掃、サニタリー等日用品メーカーのレック」の株ですが、現在も所有しています。


一昨年に比べて去年は、内容的に少しグレードダウンはしたものの、概ね満足していました。
しかしながら今年、個人的には大幅なグレードダウンになった感は否めません。
ただ一応、証券会社の優待情報を見ると、去年と値段は変わっていません。
単に優待内容が僕にとってイマイチだったというだけではあります。
その理由について、以下で詳しく書きたいと思います。
レックの株主優待内容
実際にレックから送られてきた段ボールがこちら。
蓋を開けたら、こんな感じのものが入っていました。
蓋を開けた瞬間、今年は滅茶苦茶少なく感じました。
中身をすべてコルクボードの上に出すと、これだけのものが入っていました。
えっ、たったこれだけ?
と思ったレック株主の方も多かったのではないでしょうか。
2020年度の明細はこちら。
- バルサン ゴキブリ調査中
- バルサン まちぶせくんPROスプレー
- バルサン 虫こないもん置くだけ(ボタニカル)
- キティちゃんレジャーシート
なんかやけに、虫特化…。
レックは以前ライオンから「バルサン」ブランドを取得しました。

それがあったとしても、レックがバルサンを取得したのは、2018年12月のこと。ものすごい今更感。
ただ、ゴキブリが最も活発に活動するのは、7月なのだそうです。

上表を見ると、暖かい季節になるにしたがって相談件数が増加しているのがわかります。亜熱帯で活動する害虫であるゴキブリにとって、温暖な気候は生きるのに適した環境です。ですが、もっとも暑くなる8月よりも、なぜ7月の相談件数の方が多かったのでしょうか。
要因としては、日本でよく見られるチャバネゴキブリの習性が考えられます。チャバネゴキブリの適温は「25℃」とされており、全国的にこの適温にもっとも近い気温になるのが7月なのです。
ゴキブリの多く出る家では、非常にありがたい存在なのかもしれません。
ただ僕の住んでるところは、地域性なのかはどうか分かりませんが、僕が生まれてから自分の家で1度もゴキブリを見たことがありません。
自分の家でも、公共機関でも、友達の家でも見た事がありません。これまで何十年と生きてきたけど、ゴキブリを見たのは、どこぞやのキャンプ場の炊事場にいたのを見た1回だけ。
なので防虫用品が不要な僕の家では、ちょっと扱いに困る株主優待でした。
過去の株主優待と比較
一昨年(2018年)は、激落ちくんシリーズが大量にあって、家の掃除とかで滅茶苦茶役に立ったんですけどね…。

去年(2019年)は、少しスケールダウンしたとはいえ充実しています。

で今年これ。ちょっとガッカリ感は否めませんでした。
ただ、いずれにせよいただけるものは感謝。
個別の優待製品
気を取り直して、一つ一つの商品の合計で2,000円になるかどうかを確認してみます。
バルサン ゴキブリ調査中
「まだ遭遇してはないけど、うちにもゴキブリがいるかも?」と不安を感じたら・・・置いて1週間でゴキブリの存在を簡単チェックできます。
バルサン まちぶせくんPROスプレー
害虫の隠れ場所や通り道、侵入口にスプレーすることで、隠れた害虫や夜間に活動する害虫を知らぬ間に駆除するスプレーです。
バルサン 虫こないもん置くだけ(ボタニカル)
火も電池もコンセントも不要! 部屋に置くだけの虫よけ剤です。
キティちゃんレジャーシート
同じ商品がなかったので、上記は同種商品になります。
全ての商品をトータルした結果
ちなみに、これらの全商品は「2,000円相当の自社製品詰合せ(家庭用品・掃除用品等)」と証券の優待ページに書かれていました。
けれど、これら全商品を2020年7月時点のAmazon販売価格で約3,000円強となりました。
なんか、年々株主優待がパワーダウンしている気がする…。
- 2018年:市販価格8,000円強(書籍含む)
- 2019年:市販価格5,000円強
- 2020年:市販価格3,000円強
冒頭の優待開封時のガッカリ感は、合計の市販価格にも出ている感じがします。
ただ、一応優待内容に偽りはなしです。だって市販価格なら、確実に2,000円以上にはなるのだから。
まとめ
それにしてもレックは、100円均一向けの清掃、サニタリー等日用品メーカーです。
なので、コロナ禍において、業績は悪くないはずなんですけどね。
実際、コロナ禍が始まりだした2020年5月に発表された決算(1月~3月分)を見ても、売上と営業利益は前期同時期より上がっています。
現時点での今季会社業績予想もプラスになっています。

かぶたんより
株価もそれなりに順調で、巣ごもり清掃等の特需も受けると思っていたんですけど。
ただ、僕の場合「コロナの影響を受けづらい」というのと「巣ごもりがプラスとなりそう」ということで、今年の株主優待に過度の期待がありすぎたのかもしれません。
いただけるものには感謝の気持ちとともに、使えそうなら使おうと思います。
2020年7月27日時点のレックの株価は、1587円。予想PERは20.76倍。PBRは1.86倍。配当利回りは1.07%(100株当たり1,700円)。優待利回りは1.27%(100株当たり2,000円)。総合利回りは、2.33%(100株当たり1,700円+2,000円)となります。
あまり割安感はないですが、今後コロナ禍で大きく業績が悪くなることも考えづらいので、とりあえず保有継続。
というか来年の株主優待なんですが、金額的な内容はそのままで良いので、せめて「激落ちくん」だけでも復活してください。
これがあると、母が喜ぶんです。
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