米菓で国内3位の「岩塚製菓」から株主優待が届きました。
岩塚製菓の株主優待内容
岩塚製菓の優待内容はこちら。
以下の内容で年2回岩塚製菓の製品が届きます。
- 100株以上:1,000円相当の自社商品
- 200株以上:2,000円相当の自社商品(1年以上の保有で+1,000円)
- 500株以上:3,000円相当の自社商品(1年以上の保有で+1,000円)
- 1,000株以上:5,000円相当の自社製品(1年以上の保有で+1,000円)
僕の場合は、100株だけを保有。
今思えば、長期優待優遇制度目的で、200株でも良かったかもしれない。
届いた岩塚製菓の株主優待
実際に岩塚製菓から届いた優待がこちら。
段ボールの蓋を開けると優待案内が入っています。
封書をよけると、中には以下のような箱が入っています。
取り出すとこんな感じ。
包装紙が美しいです。
包装紙を取り外すと中におかきの箱が入っています。
稲穂のロゴが米菓って感じ。
蓋を開けるとこんな感じ。
100株優待の場合、中には以下の2種類のおかきが入っています。
- 越乃豆もち
- 田舎おかき
「越乃豆もち」は、外はカリッと中はふんわり系の塩味のおかきです。
「田舎おかき」は、醤油ダレベースで歯ごたえのあるカリッとしたおかきです。
どちらも間食にはもってこいの、美味しいおかきでした。
岩塚製菓の投資指標
この記事を書いた2020年9月3日の株価は3,680円。
時価総額は221億円。
主な投資指標はこちら。
予想PERは12.13倍。
実績PBRは0.39倍。
予想配当利回りが0.76%。
100株保有の優待利回りが0.54%(1,000円×2回で計算)
100株保有の総合利回りが1.30%。
配当利回りや優待利回りは大して高くはないのですが、PBRがかなり低くて割安感があります。
まとめ
この岩塚製菓は、台湾企業である「旺旺集団(わんわんグループ)」は1983年に技術提携してその際に5%の株価を保有しました。
その後、旺旺集団はあれよあれよという間に台湾と中国で大成長。
そして保有している旺旺集団の株も含み益たっぷり、毎年大量の配当金が入ってくるキャッシュリッチ企業になっています。
実際、岩塚製菓の本業で受けている営業利益よりも、経常利益の方が圧倒的に多いのは、決算短信を見れば一目瞭然です。
現在の岩塚製菓の時価総額は221億円。対する旺旺集団の時価総額は1兆円越え。
岩塚製菓は旺旺集団の株を5%保有しているので、約527億円分の旺旺株を保有していることになります(※2020年3月期決算時の株価)。
対する岩塚製菓の時価総額は221億(現在:3月決算期では約194億)となっています。
なので、簡単に言うと10,000円入っている財布が、4,000円そこそこで売っている計算になります。いわゆるネットネット株。
ネットネット株とは
ベンジャミン・グレアムの著書「賢明なる投資家」にて定義されている正味流動資産をもっていて、さらに資産価値の3分の2で買える株のこと。
資産価値の3分の2どこか、購入時は3分の1に近い超ネットネット株でした(アリババ株を大量に持っているのに保有アリババ株より安いソフトバンクグループに近い資産株)。
もちろん、これだけの株を、すぐにその値段で売れるわけではないので、同じ価格まで見直されるとは思っていません。ただ、あまりにも安いので多少は是正が入るのではないかと。
加えて、株価が見直されなくても、旺旺集団のの優待利回りは現時点で4.35%もあります。
よほど業績が悪くならない限りは、これだけの配当が毎年定期的に岩塚製薬に入ってきます。加えて、どちらかというとコロナ禍向けの巣ごもり銘柄ともいえるので、倒産はまずありえないと思います。
僕自身岩塚製菓は、コロナショックの底(3月13日)に購入できました。
ただ、こんな大底で購入できたにもかかわらず、現時点(2020年9月)ではTOPIXなどに比べてパフォーマンスはかなり悪いです。
とりあえず、「コロナショックの底の価格より下がることは、よほどのことがない限りないだろう」ということで、おかきを貰いながら待つ銘柄ということで気長に保有したいと思います。
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