ガンダムなどのアニメ作品の版権を持つ創通から最後になるであろう株主優待が届きました。
最後というのは、創通はバンダイナムコHDにTOBされて、上場廃止となるからです。
バンナムHD、創通に1株3100円でTOB=完全子会社化目指す-創業者が応募
バンダイナムコホールディングスは9日、創通に1株3100円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。完全子会社化を目指す。全株式を買い取った場合の取得額は350億円。TOB価格は創通株同日終値(1868円)の66%のプレミアム
引用:時事ドットコム
創通最後の株主優待
その最後となるであろう株主優待がこちら。
スキャン画像がこちら。
内容は500円分のQUOカードです。
たった500円のQUOカードですが、「初代ガンダム」、「ガンダムSEED」、「ガンダムUC」をあしらった、絵柄がよかったのか、ヤフオクで2,000円~3,000円くらいで取引されていました。
もちろん、最後の株主優待であろうということと、創通は個人株主が少ない(創業者が大半を所有していた。バンナムと創業者で71.99%保有)ということのプレミアムからきている価格ということもあると思います。
TOBの結果
で、TOBの結果としては、82.05%保有で終わったようです。
バンダイナムコホールディングス(HD)は26日、アニメ「機動戦士ガンダム」の一部版権を持つ創通に対するTOB(株式公開買い付け)が終了したと発表した。議決権ベースの持ち株比率は22.79%から82.05%に上昇した。来年1月をめどに創通の臨時株主総会を開催し、株式併合による完全子会社化を決議する。
買い付け期間は10月10日から11月25日までで、1株当たり買い付け額は3100円だった。一部の海外投資ファンドなどがTOBに反対し、持ち株比率は総会手続きを経ずに完全子会社化できる90%には届かなかった。
完全子会社化出来る、90%には届かなかったようです。
そして米RMBキャピタルによる、こんな動きも。
米アクティビストファンドのRMBキャピタルは、バンダイナムコホールディングス(バンナムH)がアニメ「機動戦士ガンダム」の版権の一部を保有している創通に対して実施中の株式公開買い付け(TOB)について、一般株主の不利益を解消するため、現行価格よりも5割弱高い価格でのTOBを新たに実施することを提案した。
ブルームバーグが入手した文書によると、RMBは15日付でバンナムH取締役会に書簡を送付した。創通の創業者株主に対しては現在のTOBを継続して1株3100円で株式を買い取る一方、一般株主に対しては少なくともこれより48%高い1株4600円以上を買い取り価格とする新たなTOBを実施するよう提案した。
僕は、市場で売買できなくなるのが面倒なのと、証券会社の特定口座から外れた取引になるのが面倒なので、TOB公募価格の3,100円で売りましたが、まさかこんな展開があるとは。
結構売らなかった人がいるのね。
3,100円で売れるのと、4,600円で売れるのでは、全然利益が違うけど、こういう展開は思いつきもしなかった。
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